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大浦天主堂の歴史・見どころについて【洋風世界遺産|美しいステンドグラス|マリア像】

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こんにちは!ミライ工事メディアです。

今回は大浦天主堂について紹介します。

 

大浦天主堂とは?

大浦天主堂はカトリック教会の天主堂です。

後に詳しく解説しますが、日本最古の現存するキリスト教建築物です。

高さは約22mであり、ゴシック様式の建築物です。

ゴシック様式とは、中世ヨーロッパの建築物によくみられる特徴を持つ建築様式です。

特徴としては先が尖っているアーチ構造や、ステンドグラスがあることなどが挙げられます。

ゴシック様式についてもっと知りたい、他のヨーロッパの建築様式についても知りたい方は以下の記事もおすすめします。

ロマネスク・ゴシックの意味・違いとは?

大浦天主堂 ©nagasaki-oura-church.jp

 

大浦天主堂は国宝である!

大浦天主堂は1862年に着工し、1864年に完成しました。

そして1953年に国宝指定されています。

2018年には長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産を構成する文化財の一つとなり、世界遺産に登録されています。

完成時の大浦天主堂

 

大浦天主堂は誰が建てた?

大浦天主堂はルイス・ヒューレという方と、ベルナール・プティジャンという方が中心となって建てられました。

ヒューレはフランス人の宣教師であり、大浦天主堂の設計を行いました。

プティジャンも同じくフランス出身の宣教師であり、那覇でヒューレと共に日本語を学び、建設に携わりました。

プティジャン ©wikipedia.org

 

大浦天主堂の歴史

大浦天主堂は殉教者に向けて建てられた

大浦天主堂は実は正式名称ではありません。

正式名称は「日本二十六聖殉教者聖堂」といい、処刑された二十六名のキリスト教徒に捧げるために建てられました。

 

大浦天主堂がすごいといわれる理由①

大浦天主堂は国宝であり、世界遺産にも登録された要素には歴史が深く関わっていると考えられます。

その価値を理解するには、日本とキリスト教の歴史について知る必要があります。

1549年、宣教師フランシスコ・ザビエルが来日し、日本国内ではキリスト教が広まっていきます。

しかし1596年、豊臣秀吉の禁教令により先程述べた26名のキリスト教徒が処刑されます。

禁教令を出した理由には諸説ありますが、当時は政治と宗教を結びつける恐れなどが理由として挙げられます。

以降、江戸幕府も禁教令を出し、国内でキリスト教徒の居場所はなくなっていきます。

1639年には鎖国令も出され、外界と隔絶し、宣教師は日本にいられなくなってしまいます。

 

大浦天主堂がすごいといわれる理由②

これらの出来事から国内ではキリスト教徒はいなくなったとされていました。

その約250年後である1864年、来日したプティジャン達が追悼の意を込めて大浦天主堂を建設します。

そして献堂式の約1カ月後である1865年3月、驚くべきことが起こります。

浦上の潜伏キリシタン達がプティジャンに信仰の告白をして名のりを挙げました。

国内に宣教師以外に信徒はいないと考えられていたため、プティジャンは非常に驚き喜びました。

表面は仏教徒を装い、弾圧に耐えながら約250年、7世代にわたって代々信仰を守り通してきたのです。

信徒発見」の場となった大浦天主堂は、世界の宗教史においても貴重な教会であります。

また、このできごとはキリシタン達の潜伏が終わるきっかけにもなりました。

 

大浦天主堂の見どころ

ここからは観光地としてもおすすめである大浦天主堂の見どころを紹介します。

大浦天主堂の見どころ①鮮やかなステンドグラス

大浦天主堂はゴシック様式の特徴を持つため、内部にステンドグラスがあります。

このステンドグラスは堂内の正面祭壇奥にあるキリスト像や、窓に使われており色鮮やかで綺麗なものとなっています。

ステンドグラスは

・改築時に作られたもの

・原爆による破損で戦後に修復されたもの

・1991年の長崎台風被害で破損し修復されたもの

の3種類があります。

高窓のステンドグラス ©nagasaki-oura-church.jp

 

大浦天主堂の見どころ②マリア像

堂内の右側にある祭壇に飾られているマリア像は「信徒発見のマリア像」と呼ばれています。

この像の前で、潜伏キリシタン達はプティジャンに信仰の告白をしたとされています。

そのことから信徒発見のマリア像と呼ばれるようになり、歴史的な価値を持つ像になります。

信徒発見のマリア像 ©nagasaki-oura-church.jp

 

大浦天主堂の料金・アクセス

大浦天主堂の拝観料は以下の通りになっています。(2023年4月現在)

一般料金 団体料金
大人 1000円 900円
中高生 400円 300円
小学生 300円 200円
障がい者

大 人 300円

中高生 200円

小学生 100円

大 人 250円

中高生 150円

小学生 100円

 

また、拝観時間は通常時がAM8:30~PM6:00、11月1日~2月末日の冬季がAM8:30~PM5:30となっています。

 

交通アクセスは以下の通りとなっています。(JR長崎駅より)

市電 市電1番「崇福寺」行(約10分)
→「新地中華街」乗換 5番「石橋」行(約10分)
→「大浦天主堂」下車後徒歩5分
長崎バス 「大浦天主堂下」下車後徒歩5分
徒歩 約35分

 

大浦天主堂

 

まとめ

今回は大浦天主堂についてまとめました。

歴史も踏まえると、より素晴らしさや価値が分かったかと思います。

ミライ工事メディアでは国内外の素晴らしい建築物や建築の豆知識についてまとめています。

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