ミライ工事メディア 2023/02/22 クロアチアの屋根はなぜオレンジ?|世界遺産ドブロブニクの旧市街を知る【歴史|観光】 #クロアチア#世界遺産#世界の建築 この記事をシェアする 【個人情報の取り扱いについて】 ・この入力フォームでご提供いただく個人情報は、弊社が提供するサービスや商品に関する情報を電子メール等でご提供および案内のために利用します。 ・当個人情報を第三者に提供することはありません。 ・当個人情報の取扱いを委託することがあります。委託にあたっては、委託先における個人情報の安全管理が図られるよう、委託先に対する必要かつ適切な監督を行います。 ・当個人情報の利用目的の通知、開示、内容の訂正・追加または削除、利用の停止・消去および第三者への提供の停止(「開示等」といいます。)を受け付けております。開示等の請求等は、以下の「個人情報苦情及び相談窓口」で受け付けます。 ・任意項目の情報のご提供がない場合、最適なご回答ができない場合があります。 ・当ホームページではクッキー等を用いておりますが、これによる個人情報の取得、利用は行っておりません。 ・入力していただいた個人情報はSSLにより暗号化されます。 <個人情報苦情及び相談窓口> 株式会社ミライ工事 個人情報保護管理者: 神山 苦情及び相談窓口責任者 神山 〒153-0043 東京都目黒区東山3-16-19 TEL :03-3714-3355 メール:help@miraikoji.com (受付時間 月曜日~金曜日 祝祭日を除く 9時~17時) 上記を確認の上、ご同意いただける方は送信ボタンを押してください。 × こんにちは。ミライ工事メディアです。今回は世界遺産であるドブロブニクの特徴や歴史について紹介します。 目次1 ドブロブニクの特徴2 ドブロブニクはかつて島だった3 ドブロブニクの別名に込められた意味4 ドブロブニクの屋根はなぜオレンジ色なのか?5 ドブロブニク周辺の観光スポット5.1 ドブロブニク周辺の観光スポット①クルカ国立公園5.2 ドブロブニク周辺の観光スポット②ディオクレティアヌス宮殿5.3 ドブロブニク周辺の観光スポット③トロギール6 まとめ ドブロブニクの特徴 ドブロブニクは、W杯2022で3位の成績を収めたクロアチアの南海岸にある都市です。 また、ジブリ映画「紅の豚」や「魔女の宅急便」のモデルになった都市ともいわれています。 クロアチアがモデルになったと噂されるジブリ映画3選 「アドリア海の真珠」とも呼ばれており、綺麗な海や街を見れることから地中海で人気のある旅行先の一つです。 ドブロブニクはかつて島だった 昔のドブロブニクは島でした。 395年にローマ帝国は東西に分裂し、西ローマ帝国はゲルマン民族の手によって、476年に消滅しました。 ドブロブニクは西ローマ帝国が崩壊したあと、スラブ人の襲撃から逃れてきたラテン人の居住区となりました。 そして、入江を挟んでスラブ人と対立する形での暮らしが続いていました。 12世紀後半になるとスラブ人、ラテン人との争いは消え、入江が埋め立てられ、平和な半島になりました。 その埋め立てられた入江が現在のプラツァ通りであり、かつての対立の象徴だった場所は、現在では2つの民族をつなぐ平和の象徴となっています。 ドブロブニクの別名に込められた意味 なぜドブロブニクは「アドリア海の真珠」と呼ばれているのでしょうか? 「真珠」と聞くと美しいイメージを持つことが多いですが、地理的な背景も影響して由来になっているのではないかと考えられています。 ドブロブニクはかつて、イタリアのヴェネチアに並ぶほどの港湾都市国家でした。 港湾都市は、物資の集散地点の役目を果たすため、港にある商業交易の重要地点として栄えた都市のことを指します。 商業の要となっている地域は、多大な利益を得られる故に、常に侵略の危機にも瀕していました。 そのため地中海の沿岸では防備に有利な自然の要塞として陸から近い島が役割を持って発展しました。 ドブロブニクはその美しさから「アドリア海の真珠」と呼ばれていますが、自然の要塞が「貝殻」のように例えられることも、意味が込められていると解釈できます。 ドブロブニクの屋根はなぜオレンジ色なのか? ドブロブニクの綺麗な景色の構成要素には、旧市街にある建物の、瓦屋根の色も挙げられます。旧市街の建物は屋根がオレンジ色のものが多く、海の青に対照的な赤が入り、美しい光景を構成しております。 1991年に旧ユーゴスラビアが崩壊した後、民族紛争による内戦が勃発しドブロブニクは砲撃を受け、多くの建物が崩壊されました。 そのため、ドブロブニクの旧市街は世界遺産でしたが、1991年~1998年の間は危機遺産として登録されていました。 内戦が治まると、ドブロブニクは世界中から復興支援を受けたことで短期間の復興を遂げることができました。 その際に内戦で砲撃を受けた建物は新しい瓦に葺き替えられたため、綺麗なオレンジ色となっています。 では、なぜオレンジ色なのでしょうか。瓦がオレンジ色である理由はドブロブニクだけでなく、ヨーロッパの他の建物にも当てはまります。 ヨーロッパの建物の屋根には「洋瓦」という瓦を採用しているものがあります。 洋瓦は粘土を原料として、素焼きにして作られる瓦です。日本でも江戸時代末期頃から製造されるようになりました。 採取する粘土の質によって色合いは変わりますが、完成した瓦は粘土を焼いたままの赤褐色になることが多いです。 そのため、建物の屋根はオレンジのような色になります。 ドブロブニク周辺の観光スポット クロアチアにはドブロブニク旧市街以外にも観光スポットがあります。自然に囲まれた美しい場所や伝統ある場所、どれも行って損はない名所になります。 ドブロブニク周辺の観光スポット①クルカ国立公園 クルカ国立公園はクロアチアにある国立公園です。クルカ川という川が公園内を流れており、綺麗な滝が見られます。 都市スプリットからバスが出ており、訪れることが出来ます。 公園内のランドマークでもある滝は「ヨーロッパで最も美しい滝」と呼ばれており絶景です。 以前は遊泳可能でしたが、観光客の増加や安全の考慮により現在は禁止となっています。 ドブロブニク周辺の観光スポット②ディオクレティアヌス宮殿 ディオクレティアヌス宮殿はスプリットに残っている宮殿であり、3世紀末から4世紀の始めにかけて古代ローマのディオクレティアヌス帝によって建てられたものです。 帝位を退いたディオクレティアヌスが隠棲するために建てられた宮殿でした。 古代ローマ時代に建てられた宮殿ですが、その保存状態は良く、歴史的価値があると考えられ、1979年に宮殿と周辺の地区が世界遺産に登録されました。 ドブロブニク周辺の観光スポット③トロギール 港町トロギールは世界遺産に登録された観光名所です。 ドブロブニクからは離れますが海岸沿いにあり、ドブロブニクのように過去に侵攻を受け、耐えた要塞島となります。 特色としてはゴシック様式やロマネスク様式が混ざった建築群があり、聖ロブロ大聖堂は最たる例です。 聖ロブロ大聖堂は13から17世紀まで建設が続けられ、建設に数百年を要したために変化していった中世の建築様式が入り混じっています。 ロブロ大聖堂の鐘楼からは島全体を見渡すことが出来ます。 まとめ 今回はドブロブニクについてまとめました。 ミライ工事メディアでは国内外の素晴らしい建築物や建築の豆知識についてまとめています。 気になったら他の記事も見てみてくださいね! 彫刻の森美術館からポーラ美術館・ガラスの森美術館について【箱根観光・おすすめスポット】 こんにちは!ミライ工事メディアです。今回は箱根にある美術館について紹介いたします。箱根には観光名所が多い旅行スポットとして有名ですが、美術館が多くあります。展示品の数、面積の大きさから1日では全部を見て回る事は不可能だと思われます。今回は、箱根にある美術館の中でオススメのものを3つ紹介します。 世界一高いビルはどこ? 世界の超高層ビルランキングトップ100 (2023年1月 更新) またミライ工事は工事写真アプリを手掛ける会社です! こちらも気になればダウンロードしてみてください! ミライ工事アプリの詳細はこちら この記事をシェアする 工事写真台帳アプリならミライ工事へ 前の記事を読む コラムの一覧に戻る 次の記事を読む 工事写真アプリ「ミライ工事」 > ミライ工事メディア > クロアチアの屋根はなぜオレンジ?|世界遺産ドブロブニクの旧市街を知る【歴史|観光】