黒部ダムの特徴と見どころをご紹介【日本最大/ダム/富山/】

こんにちは。ミライ工事メディアです。

今回は学校の教科書などにも記載されている、日本で最大の大きさを誇る黒部ダムについてご紹介します。

黒部ダムについて

黒部ダムとは、富山県立山町を流れる黒部川に建設した日本一巨大なダムです。

関西電力が1956年に建設工事を開始し、1961年から送電が開始されました。

黒部ダムの大きさ

黒部ダムは日本で最も巨大なダムとして知られています。

その大きさは全長492メートル、高さ186メートル、貯水量約2億トン。

この巨大なダム一つで約100万戸の家の1年分の電力を発電しています。

ちなみに黒部ダムは、ダムの堤高が日本一位となっていますが、貯水量では徳山ダムが日本一となっています。

黒部ダムへのアクセス

黒部ダムは富山県中新川郡立山町芦峅寺にあり、ほぼ富山県と長野県の境目に建設されています。

車やバス、電車でアクセスできますが、黒部ダム内に駐車場がないため、ダム内に車で入ることはできません。

車の場合は、扇沢駅に駐車し、電気バスに乗って黒部ダムに行くのがおすすめですよ。

黒部ダムの建設

戦後の日本は、特に関西地方において深刻な電力不足に陥っていました。

そのため慢性的な計画停電が起きたり、それらが原因で死亡事故が多発し、社会問題となっていました。

このような状況を打開するため、黒部ダムの建設計画が実行されました。

当時の黒部峡谷は、人が行くこと自体が命がけのものでした。

多数の殉職者を出しつつも1961年にダムが完成し、送電が開始されました。

この黒部ダムによって、当時の関西地方の電力需要の多くを賄ったようです。

黒部ダムの料金

黒部ダムの見学料金は無料となっています。

ですが、扇沢駅から黒部ダム駅までのバス料金は別途必要となります。電気バスの料金表は以下の通りです。

黒部ダムの施設

黒部ダムは観光客が多いため、ダム内には様々な施設があります。

ダムの観光だけではなく、ダム内のレストランで食事をとったり、お土産を購入することもできます。

そのほかにも様々な観光スポットがありますので、いくつかご紹介します！

黒部ダムレストハウス

名物黒部ダムカレーやアイスクリームが食べられるお食事処です。

1階と3階は休憩スペースにもなっているので、気軽に立ち寄れます。

また食事以外にも黒部ダムのグッズやお土産を購入することもできますよ。

©黒部ダム公式サイト

湖畔遊歩道

谷をまたぐつり橋から黒部湖畔沿いに、湖畔遊歩道が整備されています。

原生林に囲まれた道を歩くことで、大自然のフレッシュさを感じることができます。

約1時間あれば散策することができるので、黒部ダムを訪れた際には一度歩いてみてはいかがでしょうか。

©黒部ダム公式サイト

新展望広場特設会場

黒部ダム建設の歴史が様々な形の展示されています。

また黒部ダムがテーマとなった映画『黒部の太陽』のトンネルセットのレプリカも展示されています。

©黒部ダム公式サイト

黒部ダムの観光放水

黒部ダムでは観光放水という、放水が行われています。毎秒10~15トンの量の水が流れ落ちる様は絶景であり、風物詩として有名です。

黒部ダムには観光放水を見ることができるスポットが複数あります。

レインボーテラス

レインボ―テラスでは観光放水を目の前で見ることができ、その様は絶景です。

またここでは放水の際の水しぶきによるミストシャワーも体験することができます。

©黒部ダム公式サイト

ダムえん提

黒部ダムの堤高は日本最大の186メートル。

この高さから見る観光放水は、言うまでもなく絶景です。

©黒部ダム公式サイト

まとめ

今回は日本最大のダム「黒部ダム」についてまとめました。

先日は同じ富山県内の水族館「魚津水族館」についても記事を書いたので、そちらも是非ご覧ください！

ミライ工事メディアでは国内外の素晴らしい建築物や建築の豆知識についてまとめています。

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