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お役立ちコラム

電子黒板で道路工事現場で安全を守る!「工事写真台帳アプリ」で危険を減らせる理由とは

「安全第一」はすべての工事現場において掲げられるスローガンです。

しかしながら車両の往来に注意しながら作業が行われる道路工事や信号工事の現場においては危険が隣り合わせです。道路工事の現場で安全第一を促進するため、工事写真台帳アプリが安全を守る一助となります。また、舗装における路盤工やアスファルト塗装の撮影要領も合わせて紹介し、安全に寄与する理由を説明します。

道路工事の危険性:建設業における死傷災害の発生状況


建設業労働災害防止協会の公開資料によると、建設業災害による死傷者の数は減少傾向にあるものの、令和元年の集計において15,183名を数え、うち死亡者数は269名にのぼっています。

(出所:建設業労働災害防止協会「建設業における労働災害の発生状況」

災害種別の集計においても「道路」での発生件数は割合が多く、全災害の6.47%を占めます。土木工事災害に限定すると、その割合は約18%まで増加します。

(出所:建設業労働災害防止協会「平成30年 建設業における死亡災害の工事の種類・災害の種類別発生状況」

道路工事の安全確保は必須です。工事写真台帳アプリを利用することで現場の安全性を高めることができるかもしれません。一方で、アプリの機能がよく分からなかったり、操作に慣れるまで時間がかかりそうな不安のため、利用開始に踏み切れない方も多いかと思います。

工事写真アプリのメリットや機能、リスクについて詳しくまとめます。

電子黒板が使える工事写真台帳アプリとは


工事写真台帳アプリは、写真の撮影から黒板の記入、台帳の作成・編集まで一連の作業を現場で操作することができます。事務所に帰っての作業や、写真データを移動させたりする編集作業のムダを省きます。

また、撮影した写真データには、記入した黒板情報の工種や測点、撮影内容などの情報も一緒に記録されているため、ボタン一つで写真帳がPDFもしくはExcelで完成します。

現場や工種、撮影日などで絞って検索することもできるため、必要な写真をすぐに表示できます。

撮影した写真や作成した台帳のデータは、インターネット上の保存スペースである「クラウド」に保存されるため、場所を問わずどこからでも確認でき、離れたところにいる別の社員がパソコンからチェックしたり追加編集したりすることもできます。

もちろんオフライン環境でも動作するため、電波の届かない現場での作業にも対応しています。

 

道路工事で使える電子黒板の例

それでは電子黒板は実際にどのようなものでしょうか。まずは各工事の撮影項目と内容をおさらいします。

 

道路工事における撮影項目と撮影内容

交通管理写真では、交通整理に必要な標識や保安策の設置状況や交通状況が確認できるように撮影することが求められています。道路工事では一般交通の安全や運航を確保する必要があるからです。事故などが発生した場合の証拠にもなります。

路盤工における撮影項目と撮影内容

路床工や路盤工はあとから確認することができないため、全景と部分写真を組み合わせて撮影します。黒板や測定尺の位置も重要になります。

アスファルト舗装における撮影項目と撮影内容

基層、表層ともに同じ要領です。

全体に共通して、黒板は文字が読み取れるよう手前に置いたり、カメラを寄せて大きく撮影する必要があります。

一方、電子黒板であればそれらを気にする必要がなく撮影時の手間が省けます。撮影時に黒板の大きさや位置を変更できるからです。光の反射も気にしなくて良くなります。また、スマートフォンのカメラであれば露出をタッチ操作で調整できます

電子黒板で道路工事現場の安全を守る


撮影時の手軽さに伴い、電子黒板は以下のように安全性を高めると考えられます。

  • 危険な場所での看板設置が不要になる
  • 撮影時間の短縮によって不注意が低減する
  • 撮影作業人数を減らして一人で完結する

危険な場所での看板設置が不要

工事写真台帳アプリは、写真撮影に用いるスマホの中で電子黒板の記入も操作できます。車両の往来などで危険のある現場で黒板を作成したり設置したりすることなく、写真撮影を進められます。より安全な位置を確保できます。

撮影時間の短縮による不注意の低減

また、黒板を持って移動する必要がなくなります。デジタルカメラや黒板は不要になり、使い慣れたスマホで簡単に写真撮影が完了します。電子黒板なら黒板の文字写りなどを気にして何度も撮り直したりする手間もかかりません。

電子黒板を使えば撮影時間を短縮することができ、不注意が発生するリスクを低減できます。スピードで言えば、例えば1,000枚の写真が必要な現場では、1枚あたり5秒の短縮で、合計5,000秒=約1時間20分の削減効果です。

さらに工事写真台帳アプリであれば、撮影後の整理や並び替えが必要なくなる機能が備わっているため、現場が終わってからの編集を大幅に削減できます。

撮影作業人数を減らして一人で完結

もちろん立会者を除いて撮影自体はすべて一人で行えます。黒板の記入や準備を含むすべての工事写真台帳の作成作業が一台のスマホの中で完結します。撮影に注意を取られる人数を減らすことができ、事故発生率の低下につながります。

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電子黒板の不安とリスク

ここまでで電子黒板のメリットをまとめましたが、いくつかの不安が出てくると思います。弊社がこれまでに頂戴した不安事項とその解決方法をまとめます。

内容が人によって異なる

実際の黒板がないため、黒板内容の記述が撮影者によって異なるリスクが考えられます。ただ、クラウドの工事写真台帳アプリであれば、電子黒板の内容や、写真台帳そのものを事前に用意して配信できるため、標準化を図れます。

黒板のレイアウトが異なる

黒板のレイアウトが異なると会社としての沽券に関わります。その点、クラウドであれば、黒板のレイアウトに関しても設定で共通化を図れます。

たとえ間違ったとしても、モバイルで写真台帳を確認できれば、時間を空けることなく訂正指示や再撮影が可能です。

モバイルで写真一覧と黒板を確認できる

操作に慣れるまで時間がかかりそう

例えばスマホで電話とLINEしか使ったことがない方が、新しいアプリの操作を覚えるのはハードルが高いものです。これに関してはどれだけアプリがシンプル設計であるか、例えば、黒板を用意して撮影が完了するまでの画面遷移数はどれ位か、にも寄ります。

ただ、アプリは一度覚えてしまえば直感的に使えるものが多く、説明書も要らない画面レイアウトになっている傾向にあります。

 – スマホで作れる工事写真台帳アプリ-

文字の入力が遅そう

確かに現場で電子黒板へ文字を入力するのは手間そうです。慣れるまではチョーク書きの方が早そうです。

ただ、工事写真台帳アプリであれば、履歴機能や写真台帳テキストの事前用意(ひな形用意)、黒板のお気に入り機能がありますので、現場での文字入力を最大限なくすことができます。

テンプレートを用意すれば写真の差替え撮影だけで済む

工事写真台帳アプリ「ミライ工事」の機能


工事写真台帳を作成するための工事写真アプリ「ミライ工事」はスマートフォンで誰でも簡単に操作できる設計になっています。また、電子納品の要件も満たしています。

電子納品の必須要件

国交省の直轄工事で電子黒板を利用する際に必須となるのが、画像の改ざんチェック機能です。画像の改ざんチェックにおいては、国土交通省に認可されているアプリで撮影することが前提条件です。

また、画像が編集できるアプリの場合、工事写真や電子黒板を改ざんもできてしまうため注意が必要です。電子黒板は電子納品の際にとても便利ですが、画像や撮影日時に改ざんがないかチェックされ、改ざんが検知された場合や国土交通省に認可されていないアプリで撮影した場合はエラーとなり受理されません。

電子納品の提出データ作成

2021年4月、電子納品のためのアプリケーション規格を認定する機関がJACICからJ-COMSIA(一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会)へ変更となりました。J-COMSIAでは引き続き、撮影のためのアプリと、電子納品のためのアプリの2種類に区別し、それぞれのアプリ間で提供会社を問わず、データ連携できるよう共通規格を設けています。

つまり、J-COMSIAの規格に沿った国交省認定アプリで撮影した写真であれば、他社のパッケージソフトで電子納品のためのデータを作成できるということです。

電子黒板の内容がデータ連携できる

過去には、写真データの出力はデジカメ(SDカード)で行い、入力はパソコンを利用し電子納品データを作成していました。例えばA社専用タブレットで撮影した写真は、A社専用パッケージソフトでないと電子納品できないという具合です。

しかし、特定の両端末をそろえるとなると……使用頻度やコスト面といったユーザビリティの観点から共通規格が策定されました。

複数人での共同編集

「ミライ工事」はクラウドがベースとなっているため、同じデータを複数人でリアルタイムに扱えます。台帳毎にアカウントを招待することで、会社を横断した運用もスムーズになります。

台帳毎にアカウント(メールアドレス)を招待すると、同一の写真台帳が共有される

ひな形の写真を差し替える

撮影箇所がある程度決まっている場合は、テンプレート台帳の機能で撮影箇所のテキストを予め用意することができます。現場では電子黒板のためのテキスト入力がなくなります。

スマートフォンを使って写真の差替え撮影のみで写真台帳が完成されます。撮り忘れを防止したり、個人個人が撮影箇所を事前に本でチェックする必要もなくなります。写真台帳が標準化され、新人でも撮影内容をモバイルで確認することができます。

>>無料で使えるクラウドの工事写真台帳アプリ

 

アプリのデメリット:専用タブレットとの比較


アプリは既に持っている端末を使用でき初期費用を抑えらえる半面、クラウドへのセキュリティ面での心配や画面の大きさでの心配が残ります。クラウドアプリでも「ミライ工事」は端末制限やIPアドレス制限などの管理機能を有していますが、やはり安心感があるのは専用端末です。

耐衝撃性や防塵防水に関しては、スマートフォンも進化しており、大差がなくなっています。操作性ではボタンがあるという点で専用端末に軍配が上がります。

ただし、専用端末はクラウドが利用できず、OSが一定のため安定しているもののアップデートにコストが発生します。上述の電子納品のためのデータ連携など、業界全体でアップデートが進んでいますので、今後リニューアル頻度は高くなりそうです。

初期費用とランニングコスト、利用開始までの設定時間、モバイルとパソコン、個人利用と複数人での共同作業、日々のバージョンアップと一斉リニューアル、それぞれを比較検討のうえツールを選択されるのが良いと思います。

まとめ


事故発生のリスクがともなう道路工事の現場において、写真台帳作成アプリの導入で安全性を高められるかもしれません。電子黒板の機能とクラウドでの共通仕様がキーワードです。そして実務を邪魔せず、すぐに写真撮影できる操作性が重要です。

ご興味のある関係者の方は、写真台帳アプリ利用者数No.1の「ミライ工事」について詳しい情報をぜひご覧ください。

>「ミライ工事」公式ウェブサイト


             

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