法人契約に関するお問い合わせ
0120-917-550

COLUMN

お役立ちコラム

工事写真台帳の写真を並べる順番とルール│最も便利な方法とは

この記事をシェアする

工事写真台帳は、工事検査員が見やすいよう一定のルールに沿って写真を並べる必要があります。並べ方を判断するための基準と、その基準に沿った便利な作業方法を解説します。

工事写真の目的を理解すれば並べるべき順番がわかる

 

工事写真台帳


適切な順番を判断するには、工事写真の目的を理解することが最初のステップです。

工事写真は各施工段階の状況を記録します。あとで施工の過程を確認したり、施工前後の状態を比較したりするために用いられます。例えば建設工事において、土の中に隠れてしまう基礎部分は施工後の状態確認が容易ではありません。写真に残すことで検査員は適切な施工がなされたことを確認できます。

つまり、工事写真は検査員の視点から見やすさを最優先して並べるべきといえます。

基本的には工程の順番どおりに並べることが最も見やすい表現ですが、施主の指示や工事の種類によっては施工前と施工後の比較しやすさが優先される場合もあります。

しかし工事ごとに順番をイチから考えていては不効率ですので、工事写真を並べる順番は次の基準に倣って決めます。

国土交通省の「工事写真管理基準」に準じた工事写真の並べ方

 


国土交通省は、”土木工事施工管理基準に定める土木工事の工事写真による管理(デジタルカメラを使用した撮影~提出)に適用する。(引用:原文まま)”として、「工事写真管理基準」を定めています。

それにより、例えば土木工事の公共工事の発注の場合であれば、発注元がこの国土交通省の定める「工事写真管理基準」に準じて写真の管理基準を定めています。

公共工事であれば、発注元の工事に応じた工事写真管理基準に準じて写真の提出方法を指定しているので、不明であれば工事の発注者に確認しましょう。

また、一般の工事でも、工事写真は各現場ごとに国土交通省が定める各種工事共通仕様書に準じて施工計画書を作成し、その施工計画書に定めた写真管理基準に準じて工事写真を撮影し提出します。

「工事写真管理基準」に準じた場合、概ね工事写真は以下の順番でフォルダに分けするのが一般的です。なお、「施工状況写真」から「出来形管理写真」までの各写真は、それぞれ設計書の順番に従って並べます。

  • 着手前及び完了
  • 施工状況写真
  • 安全管理写真
  • 使用材料写真
  • 品質管理写真
  • 出来形管理写真
  • 災害・事故写真
  • その他

着手前及び完了

まず最初に、台帳の概要として着工前と完工後を比較する写真を順番に並べます。いわゆる「ビフォーアフター」です。このとき、全景写真と部分写真を盛り込むことで、パッと見で分かりやすくします。

施工状況写真

施工箇所ごとに工事実施中の写真を並べます。どのような流れで工事が実施されたのか理解してもらいます。

安全管理写真

保安施設の状況や、安全施策の実施状況などについて写真を並べ、各工程が十分な安全管理を以て行われたことを証明します。

使用材料写真

各工程の施工箇所において使用された材料が確認できるように、当該材料を用いて工事を実施している様子を写真に収めて台帳に掲載します。

品質管理写真

十分な品質管理体制の下で工事が行われたことを示します。測定中の様子や試験実施中の様子を写真に撮って記録します。

出来形管理写真

施工された目的物が工事発注者の定めた規格基準に対して、どの程度の精度で施工がなされたかを示す出来形管理写真を記載します。

全景写真と併せて、施工箇所ごとに検測時の目盛や計測数値等が判読できるよう撮影することが求められます。

災害・事故写真

工事中に万一災害や事故があった場合は、その現場の様子の写真を掲載します。

その他

上記以外の写真があれば、最後に掲載します。

工事写真アプリなら「自動フォルダ振り分け」で順番の編集も簡単

 


工事写真台帳は工事において重要な役割を持っており、分かりやすい写真を撮影するだけでなく、後から確認しやすいように順番や改ページを編集する必要があります。

これらの編集作業を手作業で行ったり、パソコンのエクセル機能を用いるとすれば、膨大な時間や手間がかかるだけでなく、挿入漏れなどのミスも発生し得ます。

工事写真台帳の写真の順番並び替えには、スマートフォンやタブレットで使用できる「工事写真アプリ」の活用が大変便利です。

工事写真アプリならスマートフォンで写真を撮影をしながら、電子黒板に工種や作業名などの情報を入力できます。その場での並行作業はもちろんアプリで事前準備も可能です。アプリで撮影された写真はその後、電子黒板に記載された情報を基にして「工種別」や「作業名別」で自動でフォルダ分けできるようになります。

フォルダはインターネットを通じて事務所のパソコンでダウンロードするので、離れた場所にいる人員と分業して簡単に手間なく「見やすい」工事写真台帳を作成できます。

もちろん、スマホを使ってアプリ内で台帳作成作業を完結させれば最も効率的です。

工事写真の順番を整理する上では、スマホやタブレットで使える工事写真台帳アプリを用いると作業場所に限定されなくなります。

”写真台帳のひな形”を使えば過去物件や先輩が作成した並び順を現地で参考にできる

 


また工事写真アプリであればクラウド機能を使えるため、過去の写真台帳を現場で手元で参考にできます。先輩の台帳をひな形としてコピーし、現場では写真を差替える運用であれば写真の順番はもちろん、撮り忘れを防止したり、テキスト入力の手間も短縮できます。

まとめ


工事写真台帳に写真を並べる順番を判断する基準として国土交通省の「工事写真管理基準」を紹介しました。原則としてこれに倣いつつも、臨機応変に写真の順番を編集してください。あくまでも検査員による容易な確認が最優先事項です。

人と場所を問わない写真の順番の編集には効率的な写真管理の方法が不可欠であり、これにはスマホで使える工事写真台帳作成アプリが最適です。

優れた工事写真台帳アプリをお探しの方は、以下よりお問い合わせください。

この記事をシェアする

工事写真台帳アプリならミライ工事へ

資料無料
ダウンロード

ミライ工事の機能や導入企業様の事例を記載した資料をすぐに閲覧できます。
必要事項をご記入の上、ダウンロードしてください。

お電話でも承ります。お気軽にご連絡下さい。
0120-917-550 (平日9:00~17:00)

この資料でわかること

  • ミライ工事の基本的な機能
  • 活用メリット
  • 機能一覧と価格体系
  • 導入企業の活用事例

    個人情報の取り扱いについてをお読みいただき、同意の上ダウンロードください。

    Document Download

    モバイル×クラウドで完結

    「ミライ工事」は、工事写真台帳を作成するための電子黒板付きアプリです。

    撮影〜台帳を印刷するまで、スマホのボタン一つの操作のみ。

    クラウドサービスなので、写真データの受渡しは不要で
    異なるスマホ、タブレット、パソコンから同一の写真データを編集できます。
    複数人での同時編集により、報告書作成までの作業時間が短縮され、
    リアルタイムでの進捗確認が可能になります。

    スマホでそのままPDF出力し、台帳の仕上がりもすぐに確認。
    そのままお客様にもスマホからデータを共有できます。

    台帳のエクセルでの出力もパソコン(WEB版)から可能です。

    OK

    オフラインモードへの自動切替で、
    いつでもどこでも現場写真を撮影可能に!

    また、クラウド同期オフモードでは、電波の強弱によらず写真報告書を編集できます。

    自動アップロードのオン/オフを活用すれば通信量を節約。Wifi環境でのみ写真をアップロードする運用です。

    OK

    事務作業の手間をもっと効率化

    テンプレート台帳機能を使えば、あらかじめ入力したテキスト内容が、
    撮影時の電子小黒板に自動的に反映され、現場での黒板準備に要する手間や時間が削減されます。

    これにより、写真台帳を作成するうえで担当者にかかるストレスを大きく削減します。
    特に撮影から台帳作成まで2名以上が携わる運用で大きな効果を発揮します。

    手順としては台帳のテンプレートを作成して、台帳新規作成時にコピーできます。
    台帳の文章が電子黒板に反映され、現場では写真の差し替え撮影だけで済みます。

    OK