日本の世界遺産 全まとめ【日本/世界遺産/文化遺産/自然遺産/複合遺産】
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みなさん、こんにちは。ミライ工事メディアです。
今回は、日本に存在する世界遺産をまとめてみました!
日本の世界遺産
日本には世界遺産が25件あります。
そのうち20件が文化遺産、5件が自然遺産となっています。
中には複数の遺産が集まり、一つの世界遺産として登録されているケースもあります。
文化遺産とは
文化遺産とは、人類の文化的活動によって生み出された文化や建物のことで、文化財とも言われています。
各国の政府や国際機関は、数多くの文化的所産の中でも特に学術上、歴史上、芸術上等の価値が高く、後世に残すために保存等の措置が取られるべきものに対して、文化遺産と設定しています。
日本では、「文化財保護法」により、有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、文化的景観、伝統的建造物群の6種類を「文化財」と定義しています。しかし、「文化遺産」という概念ではとらえられないものの中にも、歴史的な価値を有する文化的所産が存在します。
自然遺産とは
自然遺産は、独特で美しい自然が残っている場所、動植物の生物多様性が示されている場所、地球の歴史の段階を見て取れる場所のことです。
世界自然遺産に認定されるためには、「顕著な普遍的価値」を有する必要があります。
日本の世界遺産まとめ
これまで文化遺産と支援遺産について簡単にご説明してきました。
ここからは本題の日本の円世界遺産についてご紹介していきます!
法隆寺
法隆寺の世界遺産登録名は「法隆寺地域の仏教建造物」です。
法隆寺は奈良県の生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1にある聖徳宗の総本山であり、釈迦如来を本尊とする仏教施設です。
境内の広さは約18万7千平方メートルで、西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群なのです。
拝観時間は午前8時から午後5時までで、拝観料金は一般1,500円、小学生750円です。
アクセスは、法隆寺の公式サイトによると、JR法隆寺駅から徒歩約20分です。
姫路城
姫路城は、兵庫県姫路市本町68にある江戸時代初期の平山城です。
ちなみに平山城とは平野の中にある山、丘陵等に築城された城のことです。
姫路城は46メートル程の小山の上に築かれていることから、坂と階段が多く、特に天守や櫓には、エレベーターも無く、手摺があるものの非常に急で狭い階段になっております。
拝観時間は午前9時から午後5時までで、閉門は午後4時です。
アクセスはJR姫路駅から徒歩約20分、または神姫バス乗車「大手門前」下車徒歩5分で行くことができます。
屋久島
屋久島は、鹿児島県の大隅半島の南南西約60kmの海上に位置する島です。
また白谷雲水峡は、日本人なら誰もが知る『もののけ姫』の舞台として知られています。
作中に出てくる美しい自然を直接リアルで体験することができる美しい場所です。
アクセスはJR鹿児島中央駅からフェリーで約4時間半で到着することができます。
白神山地
白神山地は、青森県北西部と秋田県南西部にまたがっている、約13万ヘクタールの広大な山地帯の総称です。
白神山地は、世界的に貴重なブナ林を有することで知られており、その生態系が保護されています
また白神山地ビジターセンターという、白神山地の魅力や自然情報等の発信及び自然ふれあい活動推進の施設が平成10年に開館されており、トレッキングコースなどの散策情報や映像の紹介なども行われています
京都の文化財
京都には、「古都京都の文化財」という名前で登録されている世界遺産があります。
この文化財は、京都府内に点在する17か所の寺社と城郭で構成されており、具体的には清水寺や比叡山延暦寺などのお寺や神社、城郭が登録されています。
以下が登録されている社の一覧です。
- 西芳寺(苔寺)
- 金閣寺(鹿苑寺)
- 平等院
- 東寺(教王護国寺)
- 天龍寺
- 仁和寺
- 清水寺
- 二条城
- 龍安寺
- 銀閣寺(慈照寺)
- 醍醐寺
- 高山寺
- 上賀茂神社(賀茂別雷神社)
- 下鴨神社(賀茂御祖神社)
- 宇治上神社
- 延暦寺
- 西本願寺
これらの全社については以下の動画で詳細に説明されています。興味のある方は是非一度ご覧ください。
白川郷
白川郷の登録名は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」です。
白川郷は岐阜県大野郡白川村荻町にある合掌造りの集落で、山間部で暮す人々の生産体制や大家族制度に見合って生み出された伝統的集落です。
日本の原風景とも言われる美しい景色が見られます。
また、白川郷アクティビティーセンターo8(オーエイト)があり、アクティビティ体験や宿泊などを提供しています。
原爆ドーム
原爆ドーム、または広島平和記念碑は広島県広島市中区大手町1-10にある建造物です。
この建物は1945年8月6日に投下された原子爆弾の悲惨さを今に伝えるための物であり、ユネスコの文化遺産に登録されています。
元々は広島県の様々な物産を展示するための会館でしたが、原爆の被害に遭った後は、平和を訴える記念碑として保存されています。
厳島神社
厳島神社は、広島県廿日市市の厳島にある神社です。
この神社は、平安時代に創建され、現在は神社本庁の別表神社として位置づけられています。
主祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、 田心姫命(たごりひめのみこと) 、湍津姫命(たぎつひめのみこと)です。
厳島は一般に「安芸の宮島」とも呼ばれ、日本三景の1つに数えられています。平家からの信仰で有名であり、平清盛により海上に立つ大規模な社殿が整えられました。現在、本殿・拝殿・回廊など6棟が国宝に指定されており、14棟が重要文化財として保護されています。
また、厳島神社の平舞台や海上に立つ高さ16mの大鳥居も日本三舞台や日本三大鳥居の1つとして知られています。
古都奈良の文化財
登録名「古都奈良の文化財」とは8つの文化財で構成される世界遺産です。
登録されている文化財は
- 東大寺
- 興福寺
- 春日大社
- 春日山原始林
- 元興寺
- 薬師寺
- 唐招提寺
- 平城宮跡
です。
これらの文化財は奈良という町の顔のような存在であり、歴史的な価値と美しい自然環境を兼ね備えています。
日光の社寺
日光の社寺とは栃木県日光市にある複数の社寺から構成されている世界遺産です。
この地域は日光山内や二社一寺と呼ばれたりもします。
日光の社寺に含まれているお寺、神社は日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺の三社です。
日光東照宮は、徳川家康を祀る神社であり、17世紀の日本を代表する芸術家によって建てられました。その建造物は高い芸術的価値を持ち、国宝や重要文化財として指定されています。
日光二荒山神社は、下野国一宮として知られ、古くは「日光三社権現」とも呼ばれました。境内は東照宮や輪王寺とともに「日光山内」として国の史跡に指定されており、世界遺産に登録されています。
日光山輪王寺には大猷院霊廟などが含まれており、国宝9棟と重要文化財94棟を含む103棟の建造物が世界遺産として登録されています。
日光の社寺は、自然と一体となった宗教空間を創り上げ、今なお文化として生き続けている場所です。
琉球王国のグスク及び関連遺産群
この世界遺産は沖縄県にある9つの文化財で構成された世界遺産です。
構成資産は
- 今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
- 座喜味城跡(ざきみじょうあと)
- 勝連城跡(かつれんじょうあと)
- 中城城跡(なかぐすくじょうあと)
- 首里城跡(しゅりじょうあと)
- 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
- 玉陵(たまうどぅん)
- 識名園(しきなえん)
- 斎場御嶽(せーふぁうたき)
これらの遺産は、琉球王国の歴史や文化を現代に伝える重症な存在であり、世界的にも人気があります。
紀伊山地
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、和歌山県にまたがる熊野三山、高野山、吉野・大峯の3つの霊場と、それに至る参詣道を含む世界遺産です。
熊野三山は熊野信仰、高野山は真言密教、吉野・大掌は修験道という宗教の日本を代表する霊場です。
古代から神々が鎮まる特別な場所として崇められており、仏教も深い森林に覆われた山々を修行の場として利用してきました。
また紀伊山地は標高1000~2000メートル級の山々が連なり、年間3000mmを超える雨水で育まれた豊かな森林景観を持つ地域です。
この「紀伊山地の霊場と参詣道」は、日本の宗教文化や自然環境と人間の営みが結びついた特異な結びつきを示すものであり、文化遺産としても名勝・庭園・遺跡などを含むカテゴリーで初めて登録されました。
知床
知床(しれとこ)は北海道の東部にある半島です。自然豊かな環境で、多様な生物相が特徴的です。
生態系としては、シロザケ、サケ、カラフトマス、サクラマス、オショロコマなどが海と川を行き来し、ヒグマやシマフクロウ、オオワシなどの大型哺乳類や絶滅のおそれのある猛禽類も生息しています。
また火山活動によって形成された知床連山、原生林、海岸断崖、多様な湿原・湖沼などが凝縮されていて、非常に美しい自然美を有しています。
このような生態系や自然環境を保護するため、環境省によって各種の保護地域として指定されてもいます。
知床世界遺産センターや知床自然センターといった施設へ行くことで、より知床の詳細な情報を知ることができます。
知床を訪れる際は自然環境への配慮やルール・マナーを守りつつ、この素晴らしい地域を楽しんでください。
石見銀山遺跡
石見銀山遺跡は、島根県大田市大森町にある遺跡で、正式な登録名は「石見銀山遺跡とその文化的景観」です。
この世界遺産は、銀の大量生産から搬出までの歴史を伝える遺跡で、坑道や集落、役所などが含まれています。銀の流通によって、アジアだけでなくヨーロッパ諸国との経済的・文化的交流をもたらした重要な場所です。
町には鉱山と港をつなぐ4つの街道と、4つの山城跡があり、これらは鉱山運営に欠かせない要素でした。
石見銀山は自然環境と一体となった文化的景観を作り出しており、森林資源の適切な管理によって豊かな自然と共存しています。
小笠原諸島
世界遺産「小笠原諸島」は東京から1,000キロメートル南にある亜熱帯の島々です。
この島々は一度も陸続きになったことがないため、生物たちが進化を遂げた結果、ここにしかいない固有の生物が住み、独自の生態系が形成されています。
この生態系は、世界的な価値を持つと認められたため2011年に世界遺産へと登録されました。
小笠原世界遺産センターは、世界遺産としての小笠原諸島の価値や取組を紹介し、保全管理を行う拠点として2017年に開館しました。センターは観光客や研究者に向けて情報提供や展示を行っており、小笠原諸島の自然や歴史について学ぶことができます。
また、小笠原諸島は外来種対策にも力を入れており、訪れる方々にも自然保護への協力を呼びかけています。
平泉の建築群
世界遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」は岩手県平泉町にある文化遺産群です。
以下の文化遺産によって構成されています。
- 毛越寺
- 観自在王院跡
- 無量光院跡
- 金鶏山
これらは平安時代から鎌倉時代初期にかけて、奥州藤原氏の支配下で栄えた浄土思想に基づく文化遺産です。
2011年に世界遺産に登録されました。
富士山
正式な登録名は「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐」です。
この世界遺産は日本の最高峰である富士山を中心とした文化遺産群です。
具体的には、以下の文化遺産で構成されています。
- 富士山域(8つの登山道や8つの湖沼など)
- 富士山本宮浅間大社(富士信仰の総本宮)
- 山宮浅間神社(村山修験道の発祥地)
- 村山浅間神社(村山口登山道の起点)
- 須山浅間神社(須走口登山道の起点)
- 冨士浅間神社(吉田口登山道の起点)
- 河口浅間神社(河口湖畔にある古社)
- 冨士御室浅間神社(冨士御室浅間大祭で知られる)
- 御師住宅(旧外川家住宅と小佐野家住宅)
- 忍野八海(富士信仰と水信仰が結びついた景勝地)
- 船津胎内樹型・吉田胎内樹型(富士信仰に関連する自然物)
- 人穴富士講遺跡(江戸時代に活動した富士講の拠点)
- 白糸ノ滝(富士信仰と水信仰が結びついた名勝地)
- 三保松原(日本三景の一つで、富士図屏風などに描かれた)
全25の文化遺産から構成されています。非常に多いですね。
富士山は、古来から山岳信仰の霊峰として崇拝され、多様な信仰の形態を生み出しました。
また、富士山は、和歌や浮世絵などの芸術作品の題材としても重要な役割を果たし、日本の美意識や自然観に影響を与えました。
このように、富士山は日本の文化の基層を成す名山として世界的に著名であり、2013年に世界文化遺産に登録されました。
富岡製糸場
登録名「富岡製糸場と絹産業遺産群」は群馬県富岡市にある歴史的建造物の世界遺産です。
この建物は19世紀後半から20世紀にかけて、高品質な生糸の大量生産に貢献した技術革新の場でした。
教科書などにも載っているため、一度は聞いたことがある!という方が多いかもしれません。
ちなみにこの遺産群は富岡製糸場、田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴の4つの遺産で構成されています。
この富岡製糸場は、明治5年に明治政府が設立した官営の器械製糸場であり、その後民営化するも製糸を行い続けた結果、製糸技術開発の最先端として国内養蚕・製糸業を世界一の水準に引き上げました。このとき、上記の3つの遺産である田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴と連携して、蚕の優良品種の開発と普及を主導しました。
群馬県立世界遺産センターでは、富岡製糸場と絹産業遺産群に関する情報発信が行われており、「世界を変える 生糸 いと の力」というテーマで、世界遺産の価値を伝えるとともに、日本遺産などの本県の豊かな絹遺産を総合的に発信し、調査研究を行っています
明治日本の産業革命遺産群
登録名「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」とは山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、岩手県、静岡県の8県に点在する合計23の資産で構成されています。
特に有名なのが、長崎県にある軍艦島でしょう。今は既に廃墟となっています。
これらの遺産は19世紀半ばから20世紀初頭にかけて行われた、西洋の技術や機械を取り入れ、驚異的な速度で産業が成長した時代の炭鉱、鉄鋼業、造船業に関する文化遺産です。
この遺産群は、非西洋諸国で最初の産業国家としての地位を築いた日本が、急速な産業化を成し遂げた過程を示しており、その価値に基づき、2015年に世界遺産へ登録されました。
とりわけ幕末期の西洋技術の導入や、その後の国家主体で進められた重工業の分野での成長過程を示す遺産であり、日本では初の広範囲にわたる資産の登録でした。
ちなみにこれら23の施設うち、現在でも8施設が稼働しており、その点においてもとても珍しい世界遺産です。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は英語で「Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining」と呼ばれています。
まさに日本の産業革命の過程を表す、とても価値のある世界遺産ということですね。
ル・コルビュジエの建築作品
登録名「ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献‐」とは20世紀の近代建築に大きな影響を与えた「ル・コルビュジエ」の作品群です。
特に傑作と言われている住宅、工場、宗教施設などをまとめて一つの世界遺産に登録されています。
この遺産はとても珍しく、世界初の大陸を跨いで登録された世界遺産です。日本以外ではフランス、スイス、アルゼンチン、インド、ドイツ、ベルギーも含まれています。
7か国、合計で17の資産で構成されていますが、これらはル・コルビュジエが定式化した近代建築の五原則を反映し、20世紀の社会や人間的ニーズに即した、新しい建築コンセプトを表しています。これらの資産は広大な地域に影響を与え、現在の21世紀建築文化の基盤として残り続けています。
宗像・沖ノ島と関連遺産群
登録名は『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』とは福岡県宗像市にある沖ノ島を中心に、沖津宮、中津宮、辺津宮、新原・奴山古墳群などが含まれる世界遺産です。
この遺産は4世紀後半から9世紀末の約500年間、航海の安全などを願い多くの装飾品を用いた祭祀がおこなわれていたことや、それが日本固有の信仰として現在に伝えられていること、祭祀権を掌握した古代有力氏族に関する遺跡群が残っており、今現在もその信仰が続いていることが評価され、世界遺産へ登録されました。
長崎のキリシタン関連遺産
登録名「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は長崎県と熊本県にまたがる12件の資産から成る世界遺産です。
この世界遺産はキリスト教禁教政策の時、信仰をひそかに守り続けた潜伏キリシタンたちの歴史を物語る証拠とされています。
これらの遺産は、潜伏キリシタンが「潜伏」したきっかけや、信仰の実践と共同体維持のためにひっそりと行った様々な試み、そして宣教師との接触により転機を迎え、「潜伏」が終わりを迎えるまでの物語を表現しているのです。
これらの資産が世界遺産へと登録されるに至った理由として、潜伏キリシタンであった彼らの勇気や信念、その歴史的背景や文化的価値が認められたことが挙げられます。
百舌鳥・古市古墳群
登録名「百舌鳥・古市古墳群‐古代日本の墳墓群‐」は大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市にある45件49基の古墳群の総称です。
この世界遺産は、4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された、古代日本列島の王たちの墓群であり、古代日本の政治文化の中心地のひとつであった大阪平野に位置しています。
この遺産は、四種類の墳形と規模に差異がある古墳群から被葬者の身分差が読み取れることや、土製建造物の極めて優れた技術があったことを示していることから、日本古代文化を物語る遺産として注目されています。
保存・管理については、古墳毎にばらつきがあるものの概ね担保されてはいますが、市街地にあるため今後の都市開発の際には、事前に影響を査定するべきと言われています。
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
登録名「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は中琉球の奄美大島、徳之島、沖縄島北部と、南琉球の西表島の4地域の5構成要素で構成されている世界遺産です。
これらの島々は黒潮と亜熱帯性高気圧の影響を受け、温暖、多湿な亜熱帯性気候を呈し、主に常緑広葉樹多雨林に覆われています。
構成遺産のうちの一つの奄美大島は、豊かな自然が手つかずの状態で残されていることが魅力の島です。奄美大島周辺の海は非常に透明度が高く、アマミブルーと呼ばれ親しまれています。波が穏やかな地域が多いため、マリンスポーツを楽しむにも最適な場所です。また、年間降水量が国内でもトップクラスの地域であるため、この場所でしか見ることができない植物や動物が数多く生息しています。他にも、「あやまる岬観光公園」や「土盛海岸」、「ハートロック」、「倉崎海岸」、「黒潮の森マングローブパーク」等様々な観光スポットがあります。
北海道と北東北の縄文遺跡群
登録名「北海道・北東北の縄文遺跡群」は北海道、青森県、岩手県、秋田県に所在する17件の遺産で構成される世界遺産です。
これらは1万年以上にわたって採集・狩猟・漁労により定住した縄文時代の人々の生活と精神文化を今に伝える貴重なものです。また北海道や北東北地方の美しい自然が残る、緑豊かな土地にあります。
この世界遺産は、草創期から晩期までの縄文時代の各時期における人々の生活の実態を示す遺跡(集落跡、貝塚、低湿地遺跡)や、祭祀や精神的活動の実態を示す記念物(環状列石、周堤墓)で構成されています。
世界遺産に登録されたのは、紀元前13,000年頃から紀元前400年頃にかけて北東アジアで発展した狩猟・漁労・採集社会における定住の開始、発展、成熟を示す稀有な物証として、世界的に認められたからです。
まとめ
いかがでしたか?今回は「日本の世界遺産」に関する情報をご紹介しました!
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