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ピサの斜塔が角度は何度? なんでそうなった? 歴史から解説

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こんにちは!

今回はこの建物  “ピサの斜塔”  がなぜ傾いているのか?歴史を交えつつ解説していきます。

 

ピサの斜塔とは?

イタリアのピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼であり、世界遺産である、ピサのドゥオモ広場に含まれる観光スポットですね。

 

ピサの斜塔 大きさ 高さは?

高さは地上55.86m、階段は296段あり、重量は14,453tですね。

住居用のマンション(1階が約3m)だと、15階建てくらいです。
オフィスビル(1階が4.5m)だと、10階建てくらいです。

なのでかなり高い建物であることがわかります。

 

ピサの斜塔 誰が作った?

設計者は、ボナンノ・ピサーノ、ジェラルド・ダ・ピサ、ディオティサルヴィらの複数の建築家です。

ピサの斜塔は、第一礼拝堂の鐘楼として建設されましたが、その途中で傾いていることがわかり、建設が中断されました。

 

ピサの斜塔 の傾き 角度は?

ここからが本題です。

このピサの斜塔の角度は、最大で5.5度傾いていたそうです!

角度の比から計算するとこんな感じになるでしょうか?
結構傾いていますね。

現在は是正されて、約3.97度の傾きがあります。

 

ピサの斜塔の角度はなぜ傾いている?

ピザの斜塔の角度が傾いているの原因は簡単にいうと、建設中に地盤が柔らかかったためです。

このピサの斜塔が立っているところの地盤は、混合物であり、粘土、砂、水などで構成されます。

1990年に行なった地質調査のから明らかになった原因としては、南側(画像右側)の土質が相対的に柔らかく、地盤沈下してしまったというのが原因なようです。

ここからはピサの斜塔の今の状態になった経緯を歴史と共に見ていきましょう!

 

ピサの斜塔 建設の歴史

ピサの斜塔は、当初今の建物の2倍の高さの建設が計画されていました。
第一工期(1173~1178)には、もうすでに傾き始めてしまっていたようです。

そこで、第二工期(1272~1278)で中心をずらしややその角度を修正しつつ建設を行いました。

ですがその傾き(地盤沈下) は止まらず、第三工期(1360 ~ 1372)では、角度が戻らないと判断し、最上階のみ地面から垂直に立てられています。

 

ピサの斜塔の修復工事

このように傾いてしまっていたら塔としては困るので、修復工事が繰り返し行われました。
1935年には地下水が地面を柔らかくして、さらに傾いてしまうことを防ぐべく、薬液を注入して地下水の侵入を防ぐということをしました。

ですが、ピサの斜塔には問題がありました。
ピサの斜塔の地盤は、地盤は鋭敏比が非常に高く(強度が低下しやすい地盤ということ) 薬液を注入した結果さらに、傾むいてしまう結果となりました。

その後の1990年に大規模な修復工事が行われました。
今回は、ピサの斜塔の公開を中止しするほどの大工事。
当初の案では、900トンもの重しを北側に乗せるという施策を行ったが根本的な解決に至ることがありませんでした。
他にも、色々な案が出ましたが最終的には北側の地盤を堀削ることになりました。
この工事は、2001年まで続き、ピサの一般公開が再開されました。

結果的には、今の角度約3.97度のになったということですね。

 

ピサの斜塔 倒れることはないの?

ピサの斜塔が倒れることは、少なくとも300年ほどないと発表されています。

それなら戻せるのでは?と思ってしまいますが、現在の技術を持ってしても、角度を0度に戻すということは難しいと言われています。

 

現在の技術では一般的な建物は、沈下修正工法というものがあり、沈下した建物を修正する技術があります。

例えば、
基礎下に銅管を圧入する サンレイズU工法(アンダーピニング)
基礎下に耐圧板(銅版)を設置し、基礎下からジャッキアップし沈下修正を行う サンレイズB工法
土台上げ工法は、基礎と土台を切り離し、土台からジャッキアップして沈下修正を行う サンレイズC工法(土台揚げ)
などがあるみたいですね

こういうことはこれからは修正が効くということで技術の発展が目覚ましいですね!

 

まとめ

今回は “ピサの斜塔” についてまとめていきました!

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