ミライ工事メディア 2023/03/21 ピサの斜塔が角度は何度? なんでそうなった? 歴史から解説 #世界遺産#世界の建築 この記事をシェアする 【個人情報の取り扱いについて】 ・この入力フォームでご提供いただく個人情報は、弊社が提供するサービスや商品に関する情報を電子メール等でご提供および案内のために利用します。 ・当個人情報を第三者に提供することはありません。 ・当個人情報の取扱いを委託することがあります。委託にあたっては、委託先における個人情報の安全管理が図られるよう、委託先に対する必要かつ適切な監督を行います。 ・当個人情報の利用目的の通知、開示、内容の訂正・追加または削除、利用の停止・消去および第三者への提供の停止(「開示等」といいます。)を受け付けております。開示等の請求等は、以下の「個人情報苦情及び相談窓口」で受け付けます。 ・任意項目の情報のご提供がない場合、最適なご回答ができない場合があります。 ・当ホームページではクッキー等を用いておりますが、これによる個人情報の取得、利用は行っておりません。 ・入力していただいた個人情報はSSLにより暗号化されます。 <個人情報苦情及び相談窓口> 株式会社ミライ工事 個人情報保護管理者: 神山 苦情及び相談窓口責任者 神山 〒153-0043 東京都目黒区東山3-16-19 TEL :03-3714-3355 メール:help@miraikoji.com (受付時間 月曜日~金曜日 祝祭日を除く 9時~17時) 上記を確認の上、ご同意いただける方は送信ボタンを押してください。 × こんにちは! 今回はこの建物 “ピサの斜塔” がなぜ傾いているのか?歴史を交えつつ解説していきます。 目次1 ピサの斜塔とは?1.1 ピサの斜塔 大きさ 高さは?1.2 ピサの斜塔 誰が作った?2 ピサの斜塔 の傾き 角度は?3 ピサの斜塔の角度はなぜ傾いている?4 ピサの斜塔 建設の歴史4.1 ピサの斜塔の修復工事4.2 ピサの斜塔 倒れることはないの?5 まとめ ピサの斜塔とは? イタリアのピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼であり、世界遺産である、ピサのドゥオモ広場に含まれる観光スポットですね。 ピサの斜塔 大きさ 高さは? 高さは地上55.86m、階段は296段あり、重量は14,453tですね。 住居用のマンション(1階が約3m)だと、15階建てくらいです。 オフィスビル(1階が4.5m)だと、10階建てくらいです。 なのでかなり高い建物であることがわかります。 ピサの斜塔 誰が作った? 設計者は、ボナンノ・ピサーノ、ジェラルド・ダ・ピサ、ディオティサルヴィらの複数の建築家です。 ピサの斜塔は、第一礼拝堂の鐘楼として建設されましたが、その途中で傾いていることがわかり、建設が中断されました。 ピサの斜塔 の傾き 角度は? ここからが本題です。 このピサの斜塔の角度は、最大で5.5度傾いていたそうです! 角度の比から計算するとこんな感じになるでしょうか? 結構傾いていますね。 現在は是正されて、約3.97度の傾きがあります。 ピサの斜塔の角度はなぜ傾いている? ピザの斜塔の角度が傾いているの原因は簡単にいうと、建設中に地盤が柔らかかったためです。 このピサの斜塔が立っているところの地盤は、混合物であり、粘土、砂、水などで構成されます。 1990年に行なった地質調査のから明らかになった原因としては、南側(画像右側)の土質が相対的に柔らかく、地盤沈下してしまったというのが原因なようです。 ここからはピサの斜塔の今の状態になった経緯を歴史と共に見ていきましょう! ピサの斜塔 建設の歴史 ピサの斜塔は、当初今の建物の2倍の高さの建設が計画されていました。 第一工期(1173~1178)には、もうすでに傾き始めてしまっていたようです。 そこで、第二工期(1272~1278)で中心をずらしややその角度を修正しつつ建設を行いました。 ですがその傾き(地盤沈下) は止まらず、第三工期(1360 ~ 1372)では、角度が戻らないと判断し、最上階のみ地面から垂直に立てられています。 ピサの斜塔の修復工事 このように傾いてしまっていたら塔としては困るので、修復工事が繰り返し行われました。 1935年には地下水が地面を柔らかくして、さらに傾いてしまうことを防ぐべく、薬液を注入して地下水の侵入を防ぐということをしました。 ですが、ピサの斜塔には問題がありました。 ピサの斜塔の地盤は、地盤は鋭敏比が非常に高く(強度が低下しやすい地盤ということ) 薬液を注入した結果さらに、傾むいてしまう結果となりました。 その後の1990年に大規模な修復工事が行われました。 今回は、ピサの斜塔の公開を中止しするほどの大工事。 当初の案では、900トンもの重しを北側に乗せるという施策を行ったが根本的な解決に至ることがありませんでした。 他にも、色々な案が出ましたが最終的には北側の地盤を堀削ることになりました。 この工事は、2001年まで続き、ピサの一般公開が再開されました。 結果的には、今の角度約3.97度のになったということですね。 ピサの斜塔 倒れることはないの? ピサの斜塔が倒れることは、少なくとも300年ほどないと発表されています。 それなら戻せるのでは?と思ってしまいますが、現在の技術を持ってしても、角度を0度に戻すということは難しいと言われています。 現在の技術では一般的な建物は、沈下修正工法というものがあり、沈下した建物を修正する技術があります。 例えば、 基礎下に銅管を圧入する サンレイズU工法(アンダーピニング) 基礎下に耐圧板(銅版)を設置し、基礎下からジャッキアップし沈下修正を行う サンレイズB工法 土台上げ工法は、基礎と土台を切り離し、土台からジャッキアップして沈下修正を行う サンレイズC工法(土台揚げ) などがあるみたいですね こういうことはこれからは修正が効くということで技術の発展が目覚ましいですね! まとめ 今回は “ピサの斜塔” についてまとめていきました! ミライ工事メディアでは、建築・建物に関する豆知識をたくさん紹介していいます。よろしければ他の記事もどうぞ! コロッセオ | 殺し合いの残忍な歴史と古代ローマ建築に残るその戦い手ががりに迫る 【世界遺産・構造・歴史】 ピラミッドの作り方 | エジプト ギザのピラミッドとは?【ピラミッド建設の謎と歴史】 完成してから4500年以上の歴史があるエジプトのピラミッドの建設の謎と歴史ついて紹介していきます。 エジプトのピラミッドの歴史、建設最大謎であるピラミットの作り方4説について詳しく解説しています。また最も有名なピラミッドの一つギザの大ピラミッドについても紹介します! ミライ工事は、工事の写真を管理するアプリを提供していいます。 こちらも導入の興味あればぜひサイトをご覧になってください。 【無料 工事写真アプリ】工事写真台帳も手軽に作成「ミライ工事」 無料で使える工事写真アプリ「ミライ工事」です。工事写真や台帳作成、電子小黒板、トーク機能、図面共有など施工管理に便利!撮影後ワンタップで写真台帳を作成・印刷、クラウドでデータ共有も可能です。 ミライ工事アプリの詳細はこちら この記事をシェアする 工事写真台帳アプリならミライ工事へ 前の記事を読む コラムの一覧に戻る 次の記事を読む 工事写真アプリ「ミライ工事」 > ミライ工事メディア > ピサの斜塔が角度は何度? なんでそうなった? 歴史から解説